非情な孤独と紙一重にいる男Deprive。

東京は、気温がはっきりしませんね。
ここ最近、ブログがストップしてました。
こんばんは、Sun-Moon ENTジェネラルマネージャーの堂本で御座います。
さて、今回はなぜこのようなタイトルにさせていただいたか?勿論、理由があります。
本人、了承のもと私の口からそろそろ語っても良いとことなのでこちらにて詳細を記載させていただき「1月に何が起きたか?」ご理解をしていただければ幸いです。
まずは、この記事をご覧ください。
全て、英語で書かれている現地アメリカシカゴの警察の記事なので読みにくい点は多いかと存じます。
軽く、日本語訳させていただくと、「精神疾患があった人間が81歳に男性に対しての殺害容疑」という題名で御座います。
多分、このブログだけを読まれてる方は疑問しかないかもしれません。
ただ、Deprive本人のSNSなどを見てる方はお気付きのはずです。
このショッキングなニュースは、なんとDepriveがシカゴで父親と慕っていた元ポリシュマフィアのPAT氏の撲殺事件のニュースなのです。
当然、我々も一度だけこのPAT氏にはお会いした事があります。
以前、Depriveの日本での生活を見に日本に二回もきた事がありかなりDepriveとは深い親交があったようです。
Deprive本人からも、「自分がシカゴに行った当初、知り合った仲間の親父でその時に紹介されてからずっと面倒見てくれてた親父のような人」と彼のドキュメンタリーDVDでも語られてます。
私、本人もこのPAT氏にお会いした時に彼らの続柄は家族という感じでした。
実際に、Depriveの日本の実の父親ともこのPAT氏は会っていたようです。
そんなPAT氏ですが、ことの経緯が去年の11月です。
Depriveの誕生日を祝おうと毎年彼(PAT氏)や色々な彼の取り巻きが日本にいるDepriveのもとに「早くシカゴに帰国しなさい。」という気持ちを込めて、プレゼントや気持ちを伝えるバースデーカードを送り合うのが習慣になっていたようなのです。
その中で、Depriveは去年の11月に限って本来ならすぐにカードやプレゼントが届けば電話をするはずが仕事の忙しさで電話が遅れたようなのです。
当初、私たちも本人から「電話するの遅れて今日の朝方したけど出なくてね」なんて話が数日おきに出てたくらいです。
そして、月が進み12月の年末前にDeprive本人のSNSでも「シカゴからニューイヤーカードが届いた」なんて記事が載せてあり私たちも「PAT氏が元気で何より」なんて話をしてたのが今でも印象的です。
しかし、日が進み年始早々Deprive本人から「いやぁー全然連絡が取れない。体壊したのかな〜」なんて話が出るようになり私たちも「何かあればきっと連絡きますよ」的なやり取りがあったのですが。
1月の12日の昼間にDepriveから珍しく電話があり「今日の予定をキャンセルしてほしい」とのこと。
正直、驚きました。昼間に電話してくる事自体珍しい+予定のキャンセルはあまりない人なので。
そこで、理由を聞くと本人から「親父が殺された」という言葉だけで他は何も口にしない電話。
私たちも、何が起きているのか全く把握できてない感じでした。
しかし、ただ事ではないとその日の予定はキャンセル。
そして、次に日に私本人が電話をしてみると、嘘のような電話対応。
所謂、普通のDepriveという事です。
そして、話を聞くとシカゴの友達から緊急のメッセージがきてその内容がPAT氏が殺されたという朗報だったようです。
本人も、「殺されるわけがない。多分、手違いで病気で運ばれただけだよ」その時、何度も私に言ってました。
しかし、彼のアメリカの友達からのメッセージを私が拝見すると「普通の警察ではなくPAT氏の家に殺人課が入って行った」とまで書かれてました。
そのメッセージを送ってきたのが、彼の1ST アルバムChi town conferenceでプロデュースしたNEVAEVA本人からのものでした。
実は、このNEVAEVAのご両親がPAT氏と同じマンションに住んでいる住人だったのです。
そして、殺人課が付近の聞き込みをしていてそこで仕入れた情報だったようです。
ただ、Deprive本人はそれでも信じない様子でした。
正直、私ならメンタル崩壊してるニュースです。
仮にも父親が「撲殺」される。
アメリカでは、普通でも日本だとそんなに身近にある出来事ではありません。
なので、私に対しても普通にDepriveは対応していたので「なんて鋼鉄のメンタルをしてる人なんだ」と思ったのですが。
その時に一緒にいたUNBREAKABLE(SHARKとDepriveの国内でのグループ)のマネージャーの一条氏が、「Depriveのグラサン越しの目を見てみ?」
と言われて見てみると目の周りがはれて真っ赤。
その時、なんで部屋でグラサンかけてるのか疑問でしたが、そこで回答に変わりました。
「昨晩、1人で泣いたのかな?」と。
その場にいた僕以外の人は皆気づいていた様子。
だから、室内でグラサンをかけていたDepriveに誰もツッコミを入れなかった様子。
しかし、彼は凹んでる素振りを一切誰にも見せないわけです。
彼の、SNSも一瞬このニュースに触れたものの何もなかったかのように明るい話題で更新。
「プロだな」と多分、その場にいた皆思ったのではないでしょうか。
しかし、そんな中でシカゴなら心中を打ち明ける人がいても日本だとなかなかいない。
「孤独な人だな」と私は率直に思いました。
あれだけ、シカゴでは人に慕われ愛されているDeprive。
しかし、日本では本音をそのまま100の力で出すことができない。
そんな様子が、私の頭からDepriveをみて離れない感じでした。
なので、今日のタイトル「非情な孤独と紙一重にいるDeprive」と付けさせていただきました。
話は戻します。
では、犯人は誰なのか?
数日後に、DepriveのもとにNEVAEVAから再度連絡が入り。
その、犯人がこれもありえない結末でした。
Depriveの親友であり(名前は伏せさせていただきます。)、PAT氏が養子に取った男だったのです。
その男性A氏の名前を伏せるには理由があります。
それは、DepriveのドキュメンタリーDVDにも彼の親友で出ているからです。
所謂、親殺しです。
私なら、単純に怒りに狂うと思います。
しかし、Depriveは最後まで情報提供してきたNEVAEVAに対して「嘘つくんじゃない。彼が犯人なわけないだろ?いい加減にしろ」と私の横で電話してる最中も言っていました。
Depriveはそういう男なのです。
安易に、仲間を売ったり疑うタイプではないです。
NEVAEVAとの電話後でもずっと「あのやろーありえないだろ?俺の兄弟を疑うんだぜ?頭冷やせって言ってやったよ」と言ってたくらいです。
しかし、日が進み1月の15日にDepriveがNEVAEVAからの一つのメッセージで事実を知ることになります。
それは、上で載せた警察の発表です。
正直、Depriveがあそこまで崩れ落ちた瞬間を見たのは初めてでした。
彼は、最初の文面ですぐに理解できたようです。
彼の兄弟と慕うA氏は、昔銃で撃たれた後遺症で精神疾患を患っていたようです。
それを、PAT氏が養子といえ我が子のように面倒見てたようなのです。
しかし、2人とも良い大人。
言い合いになり喧嘩になりそのまま。。。
という流れでは?とNEVAEVAは話していたようです。
そこで、Depriveは「信じたくないけど・・・・。」の一言でした。
普通の人間なら、精神崩壊してるレベルの出来事です。
しかし、彼は自分の立場などがあるから普通に振る舞う必要性があります。
彼を見てる私たちは、正直辛かったです。
Depriveは、いつも言います。
「もし、俺がシカゴにいたら。もし、まめに電話をしていればこんな事にはなっていなかった」と相当自分を責めていた様子です。
「親父81歳だぜ?来年日本にまたくる話してたんだぜ?」と笑顔で私に言った時の目の奥で彼は、泣いていました。
レーベル側から、すぐにシカゴに彼を帰国させる案も出ていたのですが、本人が「今更帰国しても意味ないだろ?ことが起きてからじゃ遅い」という事で延期になりました。
ただ、そんなDepriveは「自分がこんなにも辛い」にも関わらず周りへの気配りは忘れない男なのです。
ファンや外部へはそういった凹んだ様子を見せないのが何よりの証拠だと我々は思っています。
だから、愛されるのでしょう。
身近にいる我々は、いつも彼を見習っています。
そんな、Depriveですが近々このPAT氏への曲が配信される可能性があるようです。
あくまで、アメリカサイドからの情報なのでどうなるか今後情報が入り次第こちらでご報告をさせていただければ幸いです。
今回のブログは、少しネガティブ要素が話題ですがどうぞご理解の程よろしくお願いします。
そして、PAT氏へお悔やみ申し上げます。
最後に、過去のDepriveの作品になりますが、PAT氏の自宅などが映ったミュージックビデオを載せさせていただきます。