Depriveという男のわがまま

東京も、ここ最近温度が少しずつ上がってきましたね。

 

ただ、急に寒くなったりもしますので今だに冬服をしまえずにいるSun-Moon ENTジェネラルマネージャーの堂本です。

 

さて、今日のタイトルは少し意味深かも知れません。

 

わざといういったタイトルにさせて頂きました。

 

理由は?と申しますと・・・。

 

今日、マネージャーの僕も知った内容なのですが。。。

 

去年、彼のミュージックビデオJ captionが60万越えヒットをし記憶に新しいと思うのですが。

 

どうも、彼は自身の曲にも関わらず年を通してずっと不満を述べていました。

 

トラックのドラムなど、どうも彼は気に入らなかったようです。

 

そもそも、我々からすると気に入らないのであればその時点で知っておきたかったのですが。

 

現実、アメリカサイドとのやり取りは基本Deprive本人がしているため曲に関しては外野は全てノータッチが一つのレーベル内のルールになっていたりします。

 

当然、レーベル内からDepriveに対しての納期期限ももうけているためミュージックビデオの撮影まで勝手に進ませたこちらに落ち度があったりするのですが。

 

そこで、彼の不満がついに爆発。

 

当然、彼の取り巻きには有名なアメリカのアーティストが結構いたりします。

 

その中で、彼が専属エンジニア契約を結んでいるスティーブにどうも直接Depriveは話をしたようです。

 

スティーブといえば、最近キャッシュマネーレコード(Nicki MinajLil Wayneの所属レーベル)と専属エンジニア契約を結んだばかりの男。

 

所謂、エンジニア界では相当大御所なわけです。

 

どんな話をDepriveがしたか?と申し上げると。

 

「この曲ドラムとか気に入らないからミックスダウンをやり直せ。んで、ドラムを全て打ち直せ」という内容だったようです。

 

そこで、スティーブはトラックメーカーではないのです再度ドラムなどミックスダウンをやり直したようです。

 

実は、スティーブはエンジニアが本職ですがかなり有名なドラマーでもあるのです。

 

それを、Depriveは知っていたのでしょう。

 

ただ、ここで一つ問題があります。

この、J captionのオリジナルのトラックを作ったシカゴのプロデューサーAggression氏が当然黙っていません。

 

即、Depriveとテレビ電話をし話し合いがもうけられました。

 

内容は、「俺のトラック何が問題でも?」

 

すると、Depriveは一喝。

 

「何も悪くないよ。俺が求め過ぎただけ。ただ、お前の味に俺が少し調味料を入れるだけだ。それが、嫌ならお前今回の俺のアルバムを降りろ。ハードルがお前には高過ぎる。」

 

正直、僕は驚きました。このDepriveの一言でシカゴのアーティストは皆黙るのですから。

 

あっぱれです。

 

外野から見れば、「Depriveは冷た過ぎる」と思われがちですがそうではありません。

 

これが、プロの本当の姿なのです。

 

気に入らなければ、気にいるように作り直す。

 

そして、自分が納得し気にいるものしか世に出さない。

 

後から、考えると多分DepriveはいつでもAggression氏を切ることはできたはずです。

 

ただ、この2人昔からの兄弟関係。

 

Depriveは彼を弟のように面倒を見ていたようです。

 

そして、彼のトラックを使わない選択も勿論あったはずです。

 

しかし、実際に使って数字という結果をしっかり出している。

 

ただ、Depriveが思う内容とは少し違っていたのでしょう。

 

そこで、あえて一喝することで自分が表現者となり相手に「こういうのが俺のイメージだ」と伝えたかったのでしょう。

 

僕は、自分の作品に妥協を許さない彼の試みは非常にリスペクトに値すると思っています。

 

シカゴの沢山の人が、彼に付いて行く理由が少しわかった気がしました。

 

ビジネスの仕方から人とのコミュニケーションの取り方まで本当に大人でそして深いんです。

 

メディア上では、いつも誤解をされているDeprive。

ただ、芯がしっかり根付いている男なので誰も彼から離れないんですよね。

 

日本人には、本当に少ない人種ではないでしょうか。

 

話は、戻しますが。

 

スティーブから再度ミックスダウンをし直した曲が今日届き聴かせてもらいました。

 

はっきり言ってここまでくると「ミュージックビデオとは全く音が違います」。

 

あえて言わしてもらいますが、全く別の曲と考えてもらえれば幸いです。

 

ただ、かなりカッコ良いです。

 

我々スタッフも、「これが今回のDepriveのイメージなんだ」と声を合わせて言ったくらいです。

 

2018年内にDepriveのソロアルバムが完成予定です。

 

内容は、非公開になってますが恐ろしくやばいです。

 

是非、乞うご期待という感じですね。

 

一切の妥協を許さないDepriveの9枚目のアルバム。

 

非常に期待しても良いのではないでしょうか。

 

そして、もう一つニュースがあります。

 

各方面(アパレルブランドや有名ブランドのデザインプロデュースなど)で引っ張りだこのDeprive。

そんな彼ですが。

最近、Depriveは名前を変えてコラムを書いてるのご存知ですか?

私も知ったのが1月なのですが。

 

どうも、スピーカーやヘッドフォンなど各方面の有名ブランドからオファーがあり聴き比べ含め依頼を受けコラムを書いているようです。

 

僕ですら、どこのサイトで書いているのがわからず本人曰く非公開のようです。

 

先週、そのコラムを扱う会社と専属で契約をしたようです。

 

もし、「これDepriveが書いてるのでは?」なんてコラムを見つけたら是非、レーベルまでメールで一報ください。笑

 

書いている内容は、把握してるのですがどこでどう書いているのか彼以外誰も知らないのです。

 

完全、名前を伏せて書いているようです。

 

理由を聞くと、音楽とは関係ないキャラで書いているからだそうです。

 

アーティスト目線で書くと、また贔屓にしているブランドを書いてしまう可能性があるからだそうです。

 

ただ、レーベル内には教えて欲しいものです。

 

もし、ファンの方でDepriveの記事を見つけたらこちらから粗品をプレゼント差し上げます。

 

プレゼント内容は、Depriveの巨大な非売品のポスターに彼の直筆のサイン入りで贈らせて貰います。

 

ポスターには、限りがあるのでご理解よろしくお願いします。

 

季節の変わり目です。

皆さま、お身体をお大事にしてください。

 

Sun-Moon ENT ジェネラルマネージャー 堂本より。