相変わらず、見てて飽きない男。シカゴが生んだ、邦人ラッパーDeprive Vol. 2
Sun-Moon ENTのジェネラルマネージャーの堂本です。前回のDepriveのブログを読んで、「この男、どこに向かっているのか?」私含め、レーベル内の人間は誰も理解できなくなってる状況です。
きっと何年もDepriveのファンでいる方は、既にお気づきだとは思いますが彼の外見が一気に変わった所です。もともと、大きめの服に、大きめのパンツに宝石を付け、スキンヘッドのイメージが定着していた彼のイメージ。
しかし、今となっては・・・・・・・・。服も少し大きめとはいえ、かなりのジャストサイズ。パンツもジャストサイズ。髪はロングに束ね、初対面には、必ず渡す「アパレルブランドの社長の名刺」。どう思いますか???
打ち合わせ中も、終始パリコレやブランドが気になるようで。コレクションのウォーキングをみて「これ欲しいな」と言ってる始末。アメリカのラッパーの典型的なパターンがそう。「Deprive」です。(勿論、悪い意味です)
彼のフェイスブックを見れば、地元シカゴの取り巻きがコメント欄に、「Deprive変わりすぎだろ?」「前のファッションに戻しなさい」「髪をスキンに戻しなさい」など、様々。
しかしながら、そこは、彼の取り巻き。そう、本場のギャングばかり。当然、小銭があるのでしょう。2週間もすれば、なぜか文句を言ってた彼の取り巻きがみんな「Depriveと似た格好」になってる所は、見てる私たちとしては、ツッコミどころ満載なわけです。
「文句言う割には、かなりDepriveをお手本にしすぎ」とついついDepriveのフェイスブックのコメント欄をみて突っ込んでしまう自分がいるのですが。
そんな、ストリートのファッションアイコンのDepriveなわけですが。先日の彼のブログを読んで感じました。「そろそろ、飽きるな」と。毎度のことですが、極度の飽きやすい性格のDeprive。しかし、ブランド思考に変わり
意外と二年は、飽きずにファッションの仕事にも精を出してますが、そろそろ飽きるでしょう。いつものルーティーンです。ブログに、紹介し始めると、その翌年には、飽きて話題にすら出さなくなるのが、「この男。Deprive」なんです。
だから、我々は、「見てて飽きない」と言えるのです。なかなか、ここまでわかりやすい人間って世の中少ないと思いませんか?
最近、非常に私個人として、笑えた話をさせて頂きます。皆さん、メルカリってご存知ですか?知ってる人は、多いと思いますが、所謂、ユーザー同士で物の売り買いをするフリーマーケット的なアプリです。
そこに目を付けた、「見てて飽きない男Deprive」。
当然、「俺もやってみたい」と言い始めるわけで。出品をし始めたわけです。そして、見てみると、全てブランド物ばかり。平均、30〜60万の品物ばかり。この時点でわかると思いますが、「フリーマーケットで誰が買うんだよ?」的ツッコミが入るわけです。
これを、素でやってるのが彼です。フリーマーケットで変える金額じゃないわけです。にも関わらず「いいねだけ付けやがって」だの「ケチだな」だの「安くしてるのに」と文句ばかり。(笑)
言ってることは、わかりますが・・・その場にいるみんなが思っていたのは、「いや、売ってるサイト間違ってるよ」と誰もが頭によぎっていたと私個人の見解としては認識してます。
そんな、「見てて飽きない男Deprive」。10日後辺りに、「よし、売る商品を変えてみよう」と何か気持ちの変化があったのでしょうか。(そもそも、10日もそこに気づくのに時間が必要?と誰もツッコミませんでしたが・・・。)
メルカリ内で、商品の入れ替え。(彼は相当はまってました)入れ替えた商品は、これまた、高級なユニフォームの数々。NBA(バスケットボールチームのユニフォームなど)などの有名選手のユニフォームなので。かなり高級です。
多分、彼は、安い服を持ってないのでこれが一番彼の中で安い服だったのでしょう。ただ、それでも、オーセンティックと呼ばれる本物仕様のユニフォームです。ブランドもMitchell&Nessと言うアメリカの高級ユニフォームブランドの老舗的メーカーです。
価格も、安いものでも、5万〜と言う価格帯らしいです。そして、いざ出品。
さすが、物が良いようで、3日ほどで問い合わせが入り商品が売れそうな勢い。しかし、Depriveの不満が爆発。「この人値引き交渉が酷い」と愚痴をこぼし始める。
彼が言うのもそのはず。値段を相当安く出していてそこに漬け込んでの、相手からの交渉だったようです。
同じ相手が、リピーターになり、ユニフォームだけでも10枚お買い上げ。しかし、売った本人Depriveは、「なんか交渉されたら無料であげたくなって、何枚かあげちゃった」と言ってる始末。ここまで来ると「天然」です。
「メルカリで売ってる意味ないじゃん」と言うツッコミを入れたかった人は、その現場にいた皆が思ったことでしょう。
しかし、この話。オチがしっかりあります。それは、売った本人Depriveは全く気づいてなかったのですが。買い手が、地方の有名ラッパーだったようです。(笑)
名前は伏せておきますが、どこでそれがわかったか?
それは、ラインです。発送時に、連絡先等記入すると思います。そこで、根が真面目なDeprive。自分の携帯番号をしっかり書いて発送したようで、先方が、また購入しようと思ったのでしょう。
Depriveの携帯番号を、先方が登録し、そこから自動でライン登録され、Depriveに通知が行ったようです。「あなたの番号からラインが登録されました」と。
当初、「誰この人?」的な話だったようですが、ラインってつぶやき的なものがあると思います。そこの呟きが、彼の取引したメールアドレスそのまんまだったらしく、そこで初めてDepriveは理解したようです。
話を聞いた私ですら、世の中狭いと感じました。ただ、Depriveは言ってましたが。「ラッパーはケチだと売れないよ。そこがバレたら終わり」と言ってたので。きっとずーっと購入したラッパーはそう見られるのかと思うとゾッとしましたね。
しかしながら、このラッパーの運の良いところは、相手がDepriveだったところです。理由は、簡単です。
彼は、「物覚えが悪い」と言うところです。既に、この話題も彼の頭からは、綺麗に消えてるでしょう。
見てて飽きないDeprive。いかがでしたか?しっかりオチがあるところが良いと思いませんか?
これからも、重要文化財Deprive・・・ではなく見てて飽きない男Depriveの応援を宜しくお願いします。
きっと彼のことです。日々、皆様にご提供できる笑いネタ含めストックしてるのではないでしょうか。
話題は、変わりますが、近々Depriveの告知が入る予定です。そちらも、是非チェックしてください。